薄っぺらくても、丈夫で破れない経営『コ○ドーム経営』

失敗から学ぶ美容室経営。

先日、大手美容メーカ「COTA」の東京支店にて、経営者様向けに少しばかり講義をさせていただく機会がございました。

大先輩達の前でかなり緊張しましたね。

慣れてないせいか、時間を気にするあまり後半は抜けたり飛んだり。

まあ、勉強させていただきました。

伝えるって、大変ですね。

COTA | コタ株式会社

内容は「集客」について。

 

9年美容室を経営する中で、多くのスタッフが去り、1店舗お店を売却し、それでもなんとかやっていけてるのは、アンソル流の集客の考え方があるから。

そんな感じの内容です。

私みたいな薄っぺらい奴でも、9年続いてる秘訣は「丈夫で破れない経営」。

 

そう、薄くて丈夫で破れない「コ○ドーム経営」!

そんな話です。

 

嘘です!嘘です!

 

さすがに大先輩たちを前にそんなことは言えませんでした・・・。

数々の下ネタとダジャレを用意したのですが・・・、1個も出せませんでした・・・。とほほ

 

まあ、一生懸命やりましたけどね。

 

・ホットペッパービューティーという「入口」を最大限に活用すること
・カウンセリングという「中身」の統一を徹底すること
・次回来店・次回予約をゴールとする「出口」を整備すること

伝えたはこの三つ。

 

どうしても新規集客成功と言われると、前年前月に比べて何パーセントアップしたとか、年間の契約プランの料金を新規客売上でペイできたとか、「数字的データ」で成功とか失敗とか言ってしまいがちなので、そこは気をつけなくてはいけません。

新規集客は単なる「入口」。

その入り口をどんなふうに見せるかでしかない。

あくまでもファンづくりへのきっかけであり、「再来」「固定」し1回でも多く、1日でも早く来てもらうことが「集客の成功」なわけです。

 

そのきっかけとなるのが、おそらくホットペッパービューティーであり、個人のインスタグラムなのだと思います。

 

そしてあくまでもホットペッパービューティーのページ作りで重要な事は、「自社ページにできるだけ長く滞在してもらうこと」

 

これで自社の「ペルソナ」に合ったお客さんだけを集客し、再来率を高める。

 

そして入口を経由したお客様には「カウンセリング・説明・笑顔」。

そして出口には時間来店する為のきっかけ、スタイルの経過に責任を持つ「次回予約」。

 

とにかくサロンという身体を健康に保つこと。

 

サロンと人間の体は似ています。

安いから、簡単だからと言って、添加物や保存料がふんだんに使われた原価の安いものばかりを毎日食べていると、体の中は消化不良を起こしたり内臓に負担がかかったりします。

やがてそれは中から外へ炎症が広がり、肌は荒れ、身体は疲れやすくなり活力を失います。

 

そして血液もドロドロになり消化器官だけでなく循環器系も不調を起こす。

 

そんな状態でいい仕事ができるでしょうか?

お客様の良き人生のアドバイザーになれるでしょうか?

 

サロンも同じで、自店のテイストや方向性にマッチしたお客様、スタッフにマッチしたお客様を集客することと、

そのお客様に何度も足を運んでもらうことで「サロンの健康指数」の維持、つまり安定した利益を出し続けることができるようになると思います。

 

スタッフの為にたくさんシステムにお金をかけて、どんどんスタッフにお客様を供給してくれる会社もあるでしょう。

たしかに経営者の役目は集客です。

ですが、強い美容師を育てるなば、「お腹を空かせている人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えてあげること」をしなければいけないと思うのです。

 

餌だけを求める弱い美容師をたくさん集めるのではなく、自分から魚を取りに行ける強い美容師を育てることも、美容経営の近代化・美容師の年収のアップにつながる、そう思うわけです。

 

我々もまだまだ課題がたくさんあります。

 

周りの地域だけでなく、美容界全体が安売りに走ってお互いの首を絞め始めるようなことが起きたとき、サロンを救ってくれるのは紛れもなく「ファンのお客様」と「活力に満ちたスタッフ」だと思います。

なんてね。

とても具体性のない内容でしたね。

現場にいた人には伝わってると思います!

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