美容師の現状を検証してみる
美容師の平均年収、330万〜370万ぐらいだそうです。
これって、高い?低い?
日本の平均年収は、最新の2026年時点の予測および直近の統計(令和6年分民間給与実態統計調査など)を合わせると、約478万円。
実に100万円の差がある。
まあ、
低い・・・。
月で言うと、8万ぐらい低いのだ。
30年間、日本人の平均給与は上がっていないのだから、美容師ももちろん上がっていない。
だから、しょうがないじゃない・・・。
ではないのだ!
よく考えてみてほしい。
私はまさに、30年前に美容師になった。
1年目の総支給額は13万。手取りなんて10万ぐらいだ。
今はどうだろう。
新卒は近年では20万以上もらっている。23万以上のところもある。
なのに、
美容師の年収は増えていないのだ。
という現状を考えると、上がらない原因はただ1つ・・・。
「美容師になってから学んでない」
ってことに、なりませんかね?
そうなってる現状を分析してみる
とても厳しい言い方かもしれなかったが、
やはり美容師は学び続けなければいけない「ゴール」のない仕事だ。
トレンドは変わる。マーケティングも変わる。ツールも変わる・・・。
そしてお客様の年齢も立場も、気持ちも変わる。
どうだろう・・・。
変わってないのは、美容師なのではなかろうか?
そもそも、偏差値が高く頭のいい人が、
「美容師になって稼ぐぞ!」
とはならない。稀にいるかも知れないが・・・。
だとすればけっこうな変態さんだ。
なぜ稼げると思うのか・・・?
普通に考えて、
・競合が多い(美容室も美容師も年々増えている)
・1人で一度に複数の顧客を同時進行で担当できない(できたとしても続かないし失客する)
・お客様を担当しなくても売上が上がる仕組みをもっていない
これで稼ぐのって、まあ大変です。
頭のいい人は、むしろ真っ先に却下かと。
そもそもなぜ美容師を選ぶ人は多いのか
これに関してはデータではなく偏見です。
完全に私個人の経験と見解です。
私は大学を目指していたものの、高校でバンドと遊びに明け暮れ、全く勉強しなくなり落ちこぼれました。
崇高な理由で美容師を目指したわけではありません。
一般的にも、「美容師=頭いい」なんて思われていないだろう。
むしろ逆。
ある意味、消去法で残ったのが美容師だっただけです。
カリスマ美容師ブーム前でしたので、キラキラしてる業界だなんて思ってもいませんでしたし、目指したい美容師がいるわけでもない。
キムタク見て美容師を目指した人は多いかと思うが、そんなもんではない。
むしろ、田舎のヤンキーが普通に就職できないから住み込みで見習いというケースもあったようだし・・・。
正直、やる気に満ちてなんていなかった。
つまり、
あまりちゃんと勉強して頑張ってこなかった人が多い仕事だ。(ほんとすいません!)
そもそも偏差値だって低いに違いない。(ほんとにほんとにすいません!)
だからこそ、
過去サボってきたのならば、その分、
美容師になってから誰よりも努力しないと勝てない仕事なのだ。
なのに、
スタイリストになった途端、
調子こいて学ばない美容師が多いということなのだ。
美容師に求められるスキルは「ハサミ」ではない
あまり頭が良くなく、偏差値も低いのに、美容師にはこんなことが求められる。
美容師には、以下の3つの知能が必要と言われている。
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空間的知能: 3次元の骨格に対し、毛束の重なりを計算してシルエットを構築する。これは数学的・幾何学的な思考です。
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対人知能(EQ): 鏡越しの数分間でお客様の悩みを見抜き、適切な距離感で信頼を勝ち取る。高度な心理戦です。
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論理・数学的知能: 複雑な履歴(ブリーチ、縮毛矯正)に対し、薬剤のpH値や還元剤の濃度を逆算して調合する。これはもはや「化学実験」です。
ハサミを持ちながら会話をし、次の予約時間を計算し、アシスタントに指示を出す。
このマルチタスクをこなす脳のCPUは、一般的な事務職のそれを遥かに凌駕している。
それぐらい、美容師には高度なスキルが求められているのだ。
それなのに、なぜ給料は増えない!
それなのに、なぜ単価は上がらない!
はっきり言おう。
「自分」と戦っていないからだ。
美容師の本当の「敵」
「忙しいから勉強できない」
「店の環境やシステムが悪いから仕方ない」
「自分にはセンスがないかこれぐらいでいい」
美容師の敵は、他の美容師でも、給料の安い店でも、時代のせいでもない。
本当の敵は、いつも「自分」ではないだろうか。
そうやって行動しない理由を、自分で用意していないだろうか。
技術も知識も、伸びない人はいない。
伸びないのは、「挑戦をやめた人」だけ。
つまり、
美容師の社会的地位が上がらない理由は、
「自分」と戦おうとしない美容師が圧倒的に多い
たったこれだけである。
自分の可能性を、自分で潰しているのだ。
そしてそれを環境のせいにして逃げている人が多いからなのだ。
ということは、
自分の可能性を信じ、自分と戦い、自分に矢印を向けることが、
自分の価値を上げること。
そしてそういう美容師だけになることが、
美容師の社会的地位を向上させるのだ。
誰でも学校へ行ける。誰でも国家試験に受かる。誰でも就職できる。
そんな超絶低い「参入障壁」が美容師の世界だ。
美容師業界の地位を下げているのは、美容師業界なのだ。
業界の仕組みを変えることは難しい。
しかし、自分自身のマインドに革命をもたらすことは、
今すぐにでもできる。
みんな、頑張ろうぜ。


