「経営の神様」から学ぶ⑩  忍耐の徳

共に美容室経営を学びましょう。

何ごとにおいても辛抱強さというものが大事だが、近ごろはどうもこの忍耐の美徳というものがおろそかにされがちで、ちょっとした困難もすぐ参って悲鳴をあげがちである。

そして、事志とちがった時には、それをこらえてさらに精進をし、さらに力を蓄えるという気迫がまるで乏しくなり、そのことの責任はすべて他にありとして、もっぱら人をののしり、社会を責める。

これは例えば、商売で品物が売れないのは、すべて世間が悪いからだと言うのと同じことで、これでは世間は誰も相手にしてくれないであろう。

買うに足る品物であり、買って気持ちのよいサービスでなければ、人は誰も買わないのである。

だから売れなければまずみずからを反省し、じっと辛抱をしてさらに精進努力をつづけ、人びとに喜んで買っていただけるだけの実力というものを養わなければならないのである。

車の「心棒」が弱ければ、すぐに折れてガタガタになる。

人間も「辛抱」がなければ、すぐに悲鳴をあげてグラグラになる。

おたがいに忍耐を一つの美徳として、辛抱強い働きをつづけてゆきたいものである。

 

 松下幸之助 「道をひらく」  抜粋

 

 

私自身は、正直忍耐強い方かと思っています。

おそらく、忍耐力が行動力を上回る感じです。

そして、鈍感力も行動力を上回る感じかと。

これはきっと、鈍感力が忍耐力を上回っているからでしょう。

 

かわいそうだな、と思う人がけっこういたりします。

それは、「敏感力」がすごい人です。

 

しかもネガティブな事ばかりに、異常なまで敏感な人。

 

世の中、会社、上司、同期・・・。

 

自分の周りに起こるネガティブ要素は異常に反応し、周りから見たらポジティブな要素がたくさんあるのに、本人からしてみたら「普通」のこと。「あたりまえ」のこと。

 

つまり、いかに自分が恵まれているか気づけないどころか、少しでも思い通りにならないと気に入らない。

 

常日頃から思うのですが、我々の世界は特にそうかと思うのですが、

誰かが休んでいるときに、自分は休まない

誰かがすぐ帰っても、自分は帰らない

誰かがお金を使っていても、自分は使わない

誰かがやりたくないことを、自分はやる

誰かが悪口を言っても、自分は言わない

目的達成が「お金を貯めること」や「スキルをあげること」であれば、きっとこれが「あたりまえ」。

なぜならこの業界に入ってきた「目的」と「軸」がしっかりしている。

やれされてるのではなく、自主的に、主体的に行動する。

人と同じことやっていても達成が遠のく、とわかっているから。

 

でも疲れたり続かなかったりする人もいますよね。すぐ嫌になったりね。

なぜならこの業界に入ってきた「目的」も「軸」も曖昧

なんとなくイケてそう。ほかにやりたいことない。とかね。

最初は、それでもいいけどね。

でも早く気が付いた方がいい。

周りは自分が思っているよりも成長速度が速いってことを。

 

美容業界は良くも悪くも「学歴」「出身校」で優遇されるような世界ではないので、「ゼロスタート」であるという最も「フェア」な世界だと思うのです。

 

美容学校で2年間勉強して「スタイリスト」として入社できればいいのですが、現状そうではない。

美容学校時代からSNSのフォロワーが多数いるなんて学生も多いとは思うのですが、

「ゼロスタート」で最も有利なのは「人柄」しかないと思うのです。

 

素直で人柄がよく、学べる環境に対して感謝があれば、

上司や先輩のアドバイスやお叱りは「成長への学び」になるでしょう。

お客様からのクレームも真摯に受け止めるでしょう。

 

自己中心的で、何でもやってもらえるのが当たり前と思っていれば、

上司や先輩のアドバイスやお叱りは「自分に対する嫌味やパワハラ」と思うでしょう。

そう、そして「ブラック」だと言い始めるでしょう。

お客様のクレームにも、「あのお客様がわかってない」「お客様の髪質が悪い」とかいうのでしょう。

 

A、営業時間外でも休みでも自分に時間とお金を投資し、周囲のアドバイスに素直に耳を傾け感謝する人。

B、朝はギリギリ出社、アドバイスを聞き入れず不貞腐れる、営業後はすぐ帰る、休みも遊び放題お金使い放題、ちょっとうまくいかないと周囲のせいにする、環境のせいにする、すぐブラックとか言う人。

 

BがAよりも成長するのでしょうか?

こんなことを言うと批判されたりするのですが、

ホワイト感を前面に出して、「うちは楽だよー」「自由だよー」「楽しいよー」。

 

人手不足。美容室増加&人口減少。

そのようにスタッフを集めざるを得ないのはわかるのですが、

本当にその環境で職業観と生産性が高い美容師を育成できるのか不思議である。

 

でも「時代」ですよね。

美容室も戦国時代。

勝てなければ何を言ったって「負け犬の遠吠え」

組織も変わらなければいけませんよね。生き残るために。

 

いっぱいお客様とスタッフ集めて高い給料を払う。勝ち組経営。

※ちなみにN’SOLはスーパーホワイト企業です。オーナーがちょっとダークグレーな人ですが。

 

でも、私も人間です。

神でも仏でもございません。

 

「軸」のある人、「軸」のない人。

 

「平等」になど考えられませんよ・・・。

「軸」のあるスタッフだけで仕事したい!

「軸」のあるスタッフだけ「えこひいき」してめっちゃ可愛がりたい!

 

って思いません?

 

だって、人間だもの。

 

※N’SOLは軸がしっかりしたスタッフだらけです。軸の太さや細さはあるけどね

 

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