美容師の「現実」から学ぶ② 

失敗から学ぶ美容室経営。

①はこちら↓

美容師の「現実」から学ぶ①
美容師になろうとしている人も、今まさに美容師の人も、 気になる、もしくは心配していると思うことはいくつぐらいあるで...

バカと天才は紙一重、なんてよくいいますが、

ハッキリ言って、自分も含め、美容師のほとんどは「バカ」だと思います。
学歴が低いとか常識がない、頭が悪いという意味合いではない「バカ」。

でもバカって実は大事な要素で、

普通のことを普通にやってたら普通の結果かそれ以下なのですが、

バカはまっしぐらなので目標決めたら「ブレずに」前へ進む力も強いと思うのです。

環境がどうとか年収がどうとかはいったん置いといて、まず目指すべきところに向かって努力する。

そういう意味での「バカ」。
極めれば「天才」になる。

だから、普通の考え方や世間の常識ばかりに偏りがち、かつ行動できない人は辞めるという選択肢をとる。

自分が悪いのではない、世間が悪いのだと。

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究極ですが、

美容師の仕事を、就労時間ばかり意識して「嫌々やっている作業」と思いながらしかできないのであれば、それはこの先も成長するのは難しいので、手っ取り早く今より良い給料、そして将来的に安定が約束されている、

そんなところが見つかるならそこで働いた方がいいかもしれません。

なぜなら、やる気のある、職業観の高いスタイリストにお客様を振り分けてあげたいからです。

それは、 お客様が、かわいそうだからです。

 

そういう意味では、

過激な事を言うようですが、

美容師のレベルが上がり、レベルの低い美容師が減り、価格競争による顧客争奪戦が緩やかになり、美容師の市場価値が上がれば、生産性もあがり美容師の平均年収が上がり、社会的地位も向上すると思うのです。

最近国家試験の項目が「古すぎる、時代に合わない」という理由で変更になるというニュースが入ってきました。

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それも大事だと思うのですが、
美容師国家資格、美容師になること自体が「簡単すぎ」なのも問題かと思うのです。

自分も簡単になったくせにお前が言うなと言われそうですが、

簡単になれてしまうから、簡単にやめたりもできるような気がします。

 

それなりに高い授業料、2年間という学生期間を費やしてきていながら、何もなかったように数ヶ月で「思ってたのと違うんで」といって辞められる神経。

ちょっとおじさんにはわからないのです。

 

美容学校の先生にしてみれば、かわいい卒業生を「すぐ辞めさせた美容室」として印象づいてしまう。

そして親御さんからしてみれば、美容室は「やはりブラック」と思われてしまう。

これは本当に悲しい事なのです。

新卒・生え抜きが「命綱」のN’SOLにとっては特に。

美容師はスタイリストになってからが本当のスタート。

たとえ辞めてしまったとしても、美容師そのものは辞めず、スタイリストになるまでは頑張ってほしい。

そうしたら見えてくる景色も考え方も変わってくるはず。そう思うのです。

 

 

「辞めたい」と思う瞬間は誰にでもあると思うのですが、

そのときに「辞めていった人たち」の情報収集ばかりするのではなく、

何よりも美容師を楽しく続けている人たちの「続けられる理由」をたくさん集めて欲しい

と思うのです。

辞めていった人たちは自分の選択が間違っていたなんて思いたくないので、

「辞めないほうが良い」なんて言わないし、後悔しているなんてかっこ悪くて言えない確率の方が高いのです。

もちろん元美容師で稼いでいる人もいますが、結果的にそのあともそれ以上の努力は必要になるのです。

どの世界でも、楽して大きな成果を得ることは不可能です。

SNSで「楽して副業」なんてフレーズを目にしますが、だったらみんな億万長者になってるはずですよね。

 

美容師は給料安い、稼げない、将来がない。

そう思って辞めていく人が多ければ多いほど、

辞めずに続けて「価値を提供し続けた美容師」はもっともっと成長できるのかもしれません。

そう、価格競争による顧客の奪い合いをしなくて済む。

 

そしてなによりも、美容師という仕事は、自分の価値(金額)を自分自身で設定して提供できるわけです。

そして自分の身に着けたスキルは、健康でいる限り衰えることは無いのです。

 

「好き(SUKI)」ではじめたもを

「突き(TSUKI)つめる」

「武器(BUKI)」になる。

さて、美容師諸君。

そして美容師になろうか悩んでいる若者たち。

これでも「ブラック」だと思いますか?
【りらくる】

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