売れる美容師は何を考え、どう行動しているのか④

『売れる』美容師になろう!

ってことは前回の①②③の「時間」「顧客心理」「スタイリングスキル」だけではないのですよ。

もっともっとあるわけです。

下手したら⑧ぐらいのシリーズ化(また減った・・・)、そしてそのまま1冊の(極薄)本ができてしまうかも。さらに弱気

 

「1日が指名客だけでいっぱいになる」

こうなってくれると嬉しいです!

 

さて、もう充分だろ。

と、思ってしまうかもしれませんが、

「ここからが本番」です。

カットにこだわり。スタイリングにこだわり。とても大事

しかし、売れてるスタイリストはさらにこだわるのです。

 

しかも、普通のスタイリストが比較的「ないがしろ」にしやすく、

サロンによっては時短であったり価格を下げて省こうとしてしまうもの。

 

もうわかりましたね。

そう、

「マッサージ」です。

美容師の「本業」ではないこのマッサージ。

以前も書いたのですが、このマッサージをサービスするのは世界でも日本ぐらい

このマッサージを「ないがしろ」にした時点で「アウツッ!」

中間管理録トネガワ(6) (ヤングマガジンコミックス)

このマッサージを「ついで」程度にやるぐらいなら「やらないほうがマシ」。

早くお返ししたほうがお客様はうれしい。

 

「あ、テキトーにマッサージしてるな」、という感じは伝わってしまうものです。

長くなくていいのです。

短くてもいいから「本気」でマッサージしたほうが絶対いいのです。

マニュアルなんていりません。

3分~5分でいいので、自分なりの気持ち良いマッサージを開発するのです。

 

ただテキトーにマッサージするのと、「あ、このへんこってそうだな」と考えながらマッサージするのとでは、満足度は多少なりとも上がる確率が高いわけです。

 

そして美容師の弱点「視野の狭さ」

考えてみてください。

「マッサージ」を提供するお店、マッサージを提供する職業。

あなたの街にもたくさんありますよね?

 

そのお店で、「ついでにシャンプー」「ついでにカット」「ついでにヘアセット」

してくれませんよね?

でも美容室は「ついでにマッサージ」

しちゃうわけです。

 

そのついでのマッサージが、まさかの「本気のマッサージ」だったら・・・。

満足しないわけがないのです。

「価格以上の価値」を感じてもらえると思いませんか?

 

大事な事を言いますね。

「気持ちよかった」ことは「記憶に残りやすい」のです。

 

美容師さんは真面目で勉強家なので、つい「本業」と思いこんでいる技術での価値を一生懸命上げようと頑張ります。

もちろん間違いではないですし、むしろそうあるべきなのですが、

「価格以上の価値」はヘア以外で感じてもらったっていいわけです。

 

そもそも、マッサージには「原価」がかかりません。

マッサージがうまいだけでも、店に再来する確率は上がると思いませんか?

 

以前の投稿で、

「経営者も美容脳はいったん置いといて、マーケティング脳になる」

と書いたことがあります。

嗚呼、昭和50年代
私は精神年齢も脳年齢も血管年齢も実年齢より若いと思ってます。 体力はおじいちゃん並ですが。 我々40...

 

結局のところ、

「売れなければいけない」という目的がしっかりあるのなら、

美容師も「マーケティング脳」があったほうが売れるということになります。

 

技術を覚えて店を開いただけでお客様がたくさん来る古き良き「職人」時代はとっくに終焉を迎え、

美容師は接客業に飛び込んだ「営業マン」「ビジネスマン」。

そう思って頭と体を駆使したほうが「売れる」わけです。

どうやって自分をブランディングし、発信していくのか。

 

自分はそんなことしなくても、まあまあ売り上げがある。

そう思ってるとしたら、

それは「会社のチカラ」でお客様があつまり「異動・退社スタッフの過去の遺産」の恩恵を受けてるだけです。

発信の少なさは、目的意識の低さでもあるわけですから。

 

是非、あなた自身を「株式会社ジブン」でも「株式会社オレサマ」でもいいので、

自分自身を美容師という目線から経営目線に変換してサロンに立ってみてはいかがでしょうか?

④は「本気マッサージ」。

さて、次は何で確率を上げていきましょうかね?

さすがにもうお腹いっぱいですかね?

しつこいようですが、

1対1の接客業に、一発逆転なんてないのです。

 





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