長期化した不景気、少子高齢化、世界情勢の悪化・・・
あまり明るい未来が見えてこない今の日本。
物価は高騰し、消費者だけでなく企業も大変。
比例して利益が出てるいえばまったく逆で、人件費などの上昇もありなかなか潤沢な利益が出てるとは言えない。
売上が上がっても、その分コストは更に上がっていく。
大きく舵取りができない限り、これはまだまだ続きそうなのだが、嘆いてばかりもいられない。
今できること、しっかりやらなければ、更に後退していくことは目に見えている。
美容室も値上げしているが、なかなか値上げに踏み切れないなんてサロンも多いだろう。
中にはサービスを削ったり、原価の安い商材に切り替えたりするサロンもあるだろう。
しかしながら、一度質を下げてしまっては、顧客満足度も低下してしまう。
価格の安さが魅力になると、その魅力を維持するためにさらに値下げしたり原価を下げたりしようとしてしまう。
生き残るために。
しかし、そのへんのことは美容師個人の意識とはあまり関係がない。
美容師は、とにかく自分を魅力ある商品として磨き続けなけれなならない。
サロンがどうであれ、自分磨きさえしていれば、お客様は裏切ったりしない。
だからこそ必要なマインドがある。
それは「価格以上の価値を提供する」ことだ。
単価が5000円だろうが、10000円だろうが、20000円だろうが、
それ以上の価値を感じてもらう努力は常にしなければならない。
逆をいえば、
「価格相応」の仕事しかしない美容師はいつかお客様は離れていく。
お客様は、それを敏感に感じる。
話し方、手つき、気遣い、提案・・・
技術はもちろんだが、仕事に対する姿勢やお客様に対する姿勢は、
きちんとその人の言動や行動に現れる。
「お客様ファースト」であるかどうか。
なんでもお客様の言う事を聴くという意味ではない。
来てくれたお客様のスタイルはもちろん、未来の提案とワクワクで「やっぱり次もここに来たい」と思わせているかどうかである。
技術や提案だけでなく、美容師ならではの知識や経験、そして気遣いや表情
やファッションセンスも、価格以上の価値を与える大事な要素なのだ。
お客様がサロンを選ぶ理由として最も大きいもの。それが、
「安心」なのだ。
全てにおいて、「安心」につなげていくことが、価値を上げる大切な要素なのだ。
わたし、間違ったこと言ってますかね?



