「経営の神様」の言葉から学ぶ⑧ 「あぐらをかく」

失敗から学ぶ美容室経営。

一日の精いっぱいの働きを終えて、わが家の居間にゆったりとあぐらをかけば、心もくつろぐ、身もくつろぐ。

だから、身を動かすのがついおっくうになり、家人から、とかく小言の一つも言われやすい。

わが家の居間ならそれもよいけれど、やたらにあちこちであぐらをかかれたら周囲の人が迷惑する。 じゃまになる。

ましてや、自分の地位や立場にあぐらをかいて、仕事の本来の使命を忘れ、自分自身のことにとらわれて、なすべきこともなさぬようなことがあったとしたらじゃまや迷惑ですまなくなる。

与えられた仕事 が進まないだけでなく、周囲の働きを遅らせて、ひいては社会の発展を阻害することになる。

人それぞれの地位や役割というものは、それぞれに担当している仕事を、周囲の人びとと相協力して、よりすみやかに、より高く進歩させ充実させてゆくことによって、社会の発展、 人みなの繁栄に資するために与えられているのである。

そんなところであぐらをかいていて、いいはずがない。

おたがいに自分の仕事を自分の役割を、もう一度よくかえりみたいものである。

 

松下幸之助 「道をひらく」抜粋

 

はぁ~、

グサグサきますねー。

お久しぶりです。



今のポジションにあぐらをかいているわけではないのですが、

やっていることが見えにくい私を、スタッフは「あぐらかいてんなー」と思ってみているのだろうか。

 

たしかにサロンワーク以外は部屋にこもってパソコンとにらめっこ、キーボードパチパチ・・・。

 

サボってるわけではないんですけどね。

 

なんならそれなりに売上もやってますしね・・・。

 

どれだけスーパーマンになれば認めてもらえるのでしょう・・・。ぐちぐち・・・

 

しかし、最近はちょっと「楽」という意味にずれが生じてますよね。

 

「楽しい」のか「楽したい」のか。

楽しければ、楽してるなんて感じないだろうし、

楽な事が、楽しいこととは限らない。

 

楽できれば、楽しくなくてもいいのだろうか。

 

決して仕事は「楽しい」とは言えないかもしれないが、「楽しさ」に変えることは「在り方」さえしっかりしていればできる。

 

そもそも楽してできる仕事に「成長」と「成功」があると思えない。

 

楽とか、楽しさを実感できるのは、

 

楽せず、あぐらをかかなかったからだと思いませんか?

楽すれば、楽が邪魔して、楽ならずってね。

楽しようとしないほうが、いづれ楽になるってね。

うん、今ねえ、「おやじ小言モード」

 

以前「売れてる美容師の特徴シリーズを、一旦まとめてみた。」という記事を書きました。

そこには「新幹線」が出てくるのですが、

 

売れてる美容師の特徴シリーズを、一旦まとめてみた。
新幹線は、同じ距離と時間なのに料金が違うこともある。 美容師も、同じスタイルと時間なのに料金が違うこともある。 きっとそれまでのプロセスにお客様が感じるメリットや気持ちの良さの違いがあるからですよね。

 

新幹線はなぜ速いか。

 

普通の列車は「先頭車両」にエンジンがあり、その先頭車両が何両もの車両を引っ張っているので、頑張ってるのは「先頭車両」

 

新幹線にはすべての車両にエンジンがあり、すべての車両がフル回転しているから圧倒的な速さを出せる。

そう、全車両フル回転フル稼働なのだ!

だから速い。

 

これはサロンにも似ているような・・・、気がしませんか?

 

そうは思いたくないですよ。

 

思いたくないですけど、きっといるんですよ。

 

サロンの発展を鈍らせる、

 

「頑張ってる先頭車両に引っ張られてるだけ」の人が。

 

それは上だからとか下だからとかは関係なく、

 

きっと存在しているんですよ。

 

それって本当の「居心地のいい職場」と言えるのだろうか?

 

きっとそうしていると、いざ自分がエンジンを稼働させなければならない状況に陥ったとき、

 

・腹を決めてエンジンを積んで稼働させるか

・引っ張ってくれそうな車両に逃げるか

 

どっちかだと思うのです。

 

しかし、エンジンを搭載させ、稼働の仕方を教えるのがトップの仕事。

 

責任はトップにある。

 

初めからエンジン搭載新幹線経営を!

 

そういうことなんでしょうね。

 

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」

 

教育って大変。

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