昔、営業後にブログを書き始めた。
もう5年も前からだ。
きっかけは「ブログは稼げる」なんて事を聴いたからだ。
美容の専門知識を教えるわけでもない。
収益になる仕組みも、よくわからない。
ただ、そのとき考えていることを、どこかに残しておきたかった。
書くことは好きだし、続けられそうだったから。
書き始めて3か月ほど経った頃、気づいたことがある。
文章にしようとすると、自分が何を知らないのかが分かる。
昨日まで何となく考えていたことを、もう少し知りたくなる。
ふとしたことを、書きたくなる。
だから書き続ければ、自分も学び続けられる。最初は、それだけで十分だった。
あれから何年も経った。
私は今も美容師で、美容室を経営している。けれど最近は、「この先もずっと、自分がハサミを持ち続けるのだろうか」と考える。
店を大切にしたい気持ちはある。
一方で、いつか自分が現場を離れる日も来る。そのとき、私には何ができるのだろう。
そこで思い浮かぶのが、ずっと続けてきた「書くこと」だ。
ブログを始めた頃は、これでお金を稼ぐなんて想像もしていなかった。
今は正直、いつか仕事の柱に育てたいと思っている。
そう、ちょっと稼げるようになったのだ!
※ noteはまだ稼げてません・・・
とはいえ、記事を一本書けば人生が変わるほど甘くはない。
書いても読まれない日があるし、収益にもなかなかつながらない。
それでも、4店舗まで増やした店が今は1店舗になったこと。
スタッフとの関係に悩んだこと。経営を続けながら、別の生き方を考え始めたこと。
そういう経験なら、私には書ける。
美容師として過ごした時間を、ハサミを置いたら終わりにしたくないのだと思う。
美容業界という激しいレッドオーシャンに何も考えずに飛び込み、
結果、
まだ見ぬ「ブルーオーシャン」を探しているのだ。
今は、どこか遠くに正解の海があるとは思っていない。
まずは自分が歩いてきた道を、ひとつずつ言葉にしてみる。
それが誰かの役に立ち、いつか仕事にもなったら嬉しい。
次にどこへ行くのか、まだ決まっていない。
だから今日も、営業後に書いている。
……海に出るつもりは、まだない。
私、泳げませんからね。
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