もっと売れたい美容師さん達へ② スタイリストデビューは、ゴールではない。売れる美容師が続けていること。

『売れる』美容師になろう!

前回の記事では、

売れる美容師ほど「時間」を大切にしている。

そんな話を書きました。

早い=雑ではない。

同じクオリティなら、より短い時間で提供することも立派な技術。

そして、お客様の時間を大切にすることもサービスのひとつだと。

美容師を30年やってきて、たくさんの美容師を見てきました。

すぐ売れる美容師。

じわじわ伸びる美容師。

一度伸びたのに、途中で止まってしまう美容師。

同じサロン。

同じ料金。

同じ営業時間。

同じように新規のお客様に入客している。

それでも数年後には、かなり大きな差がついている。

なぜなんでしょう。

僕が一つ思うのは、

スタイリストになった後の「インプット」と「アウトプット」の量ナノではないかと。

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スタイリストデビューは、ゴールではない

アシスタント時代は、みんな勉強します。

カットを教わる。

カラーを教わる。

パーマを教わる。

モデルをやる。

テストを受ける。

そして、ようやくスタイリストデビュー。

嬉しいですよね。

僕は、スタイリストになるの、怖かったですけどね・・・。

でも実は、

「美容師になった」ではなく、「美容師としてスタートラインに立った」だけなんです。

ここからが長い。

むしろ美容師人生で考えれば、アシスタント期間よりスタイリストになってからの方が圧倒的に長い。

にもかかわらず、

デビューした瞬間に勉強量が減る美容師がいます。

講習に行かなくなる。

モデルをやらなくなる。

練習しなくなる。

本を読まなくなる。

先輩に聞かなくなる。

そして、

「もう教わる側ではない」

みたいな意識を持ち始める・・・(笑)

デビューが早いか遅いかなんて、長い美容師人生では大した問題じゃない

半年。

1年。

2年。

3年。

5年。

今はさらに早期デビューを掲げるサロンもあります。

今では、「早期育成」が新卒を集めるには重要なようで・・・。

僕は、早いこと自体を否定しません。

遅いことが正しいとも思わない。

半年でデビューしたなら、それでいい。

5年かかったなら、それでもいい。

大切なのは、

そこから何をするかです。


陸上競技に例えるなら、

半年でデビューした美容師のコースには、途中にたくさんハードルがあるかもしれない。

技術不足。

経験不足。

カウンセリング力。

失敗。

クレーム。

自信喪失。

でも、それを一つずつ越えていけばいい。

5年かけてデビューした美容師は、かなり整備されたコースからスタートできるかもしれない。

ただ、その頃には先にデビューした人がかなり前を走っている。

それでもいい。

追いつけばいいんです。

美容師人生は100メートル走じゃない。

30年、40年続く長距離走です。

半年早くスタートしたとか、2年遅かったとか。

長い目で見れば、それほど大きな問題じゃない。

差がつくのは、

走り始めてから何を続けたか。

僕はそっちの方が圧倒的に大きいと思っています。

なぜ、スタイリストになると勉強しなくなるのか

これ、不思議なんですよね。

アシスタントの頃は、

「早くスタイリストになりたい!」

と必死に練習していた。

ところがデビューすると、

急に練習しなくなる。

たぶん理由の一つは、

できるようになった気がするから。

でも実際は逆です。

スタイリストになって、初めて分からないことが増える。

教科書通りの髪質なんてほとんどない。

骨格も違う。

履歴も違う。

希望も違う。

ライフスタイルも違う。

そして何より、

お客様はモデルさんと違って、お金を払って来てくれています。

ここからが本当の勉強なんです。

「講習に行った」で終わっていないか

もう一つ大事なのが、

インプットしただけでは、ほとんど何も変わらない

ということ。

講習に行った。

セミナーを受けた。

YouTubeを見た。

SNSで新しい技術を知った。

本を読んだ。

全部インプットです。

もちろん大切。

でも、

「勉強したなぁ」

で終わったら、売上は1円も変わりません。

翌日やってみる。

お客様に提案してみる。

モデルで試してみる。

スタッフに説明してみる。

SNSで発信してみる。

失敗する。

修正する。

またやってみる。

ここまでやって、ようやく自分のものになる。

だから僕は、

インプットとアウトプットはセット

だと思っています。

売れる美容師は「知っている人」ではなく「やっている人」

30年も美容師をやってると、

ものすごく詳しい美容師にも会います。

薬剤にも詳しい。

経営にも詳しい。

SNSにも詳しい。

マーケティングにも詳しい。

でも、不思議と結果が出ていない人もいる。

逆に、

美容師としてのSNS発信はゼロ。

特に薬剤などに詳しいわけでもない。

でも、指名客が増えている。

その違いは何か。

結局、

やっているかどうか。

なんじゃないでしょうか。

知っている。

分かっている。

考えている。

それだけでは何も変わらない。

僕自身、耳が痛い話です(笑)

若い頃の僕も、

行動している人を見ながら、

「あれは違うと思う」

「俺ならそうしない」

なんて評論していたことがあります。

でも、やっていない人間の評論ほど役に立たないものはない。

まずやる。

結果を見る。

ダメなら変える。

その繰り返しです。

サロンの集客力を「自分の実力」と勘違いしない

これは経営者として、少し厳しいことも書いておきます。

今は美容室側が、

広告を出す。

予約サイトに掲載する。

SNSを運用する。

ホームページを作る。

クーポンを出す。

いろいろな方法で新規のお客様を集めています。

その結果、新人スタイリストでも比較的早い段階からお客様を担当できます。

これは素晴らしいことです。

会社としては、入客できる環境を作る責任があります。

でも、そこで勘違いしてはいけない。

「お客様が来ている」ことと、「自分が選ばれている」ことは違います。

フリーのお客様をたくさん担当して、売上が上がった。

そこで満足するのか。

そのお客様が次回、

あなたを指名して帰ってきてくれるのか。

ここからが美容師の実力です。

会社が集めた一人のお客様を、

自分のお客様にできるか。

さらに長く通っていただけるお客様にできるか。

僕はここに、美容師としての面白さがあると思っています。

少しくらい「飢えている」方がいい

腹いっぱいのライオンは、目の前に餌があっても食いつかない。

寝転がっている。

でも、腹を空かせた肉食獣は違う。

自分から獲物を探す。

……美容師と肉食獣を比較する僕のセンスも、なかなかどうかしています(笑)

でも、今でも言いたいこと自体は変わりません。

僕が言う「飢え」は、

お金に飢えろ、客を奪え、という意味ではありません。

「もっと上手くなりたい」

「もっと喜んでもらいたい」

「もっと指名されたい」

「もっと給料を上げたい」

「もっと自由に働けるようになりたい」

「もっと自分の可能性を試したい」

何でもいい。

今の自分に満足しすぎないこと。

これが大切なんだと思います。

売れる美容師は、目標を更新している

伸びる美容師を見ていると、

一つ目標を達成したら、次があります。

スタイリストになる。

↓

指名100人。

↓

売上100万円。

↓

再来率を上げる。

↓

単価を上げる。

↓

技術の幅を広げる。

↓

後輩を育てる。

まあ、「後輩を育てる」ことには自身の時間も削られるので、「できればやりたくない、めんどくさい」という人も多いようですが、

教えることで、自分はもっと成長します。

別に数字だけじゃなくていいんです。

昨日できなかったことを、今日できるようにする。

今月より来月。

今年より来年。

自分の課題を更新し続けている。

だから成長が止まらない。

逆に危ないのは、

「もう俺はできてる。いけてる。」

と思った瞬間です。

30年やっている僕ですら、

分からないことだらけですから(笑)

結局、「知識量×行動量」なんだと思う

昔の記事で書いた言葉があります。

知識量 × 行動量

これは今でも結構気に入っています。

知識が100あっても、

行動が0なら、

100×0=0。

逆に行動力がものすごくても、

学ばずに同じ失敗を繰り返していたら、遠回りする。

だから、

学ぶ。

↓

やる。

↓

結果を見る。

↓

考える。

↓

また学ぶ。

↓

またやる。

これを繰り返す。

めちゃくちゃ普通のことです。

でも、結局これを続けられる美容師が強い。

お客様は、技術の「深み」を感じている

同じようなボブを切っている。

同じカラー剤を使っている。

同じトリートメントを使っている。

写真で見れば、それほど違いがないように見えるかもしれません。

でも、不思議と売れる美容師がいる。

なぜかまたお願いしたくなる美容師がいる。

そこには、目に見えない**「深み」**があるんだと思います。

たくさん失敗した。

たくさん学んだ。

たくさんのお客様を担当した。

たくさん悩んだ。

そのたびに考えて、また仕事をした。

そうやって積み重ねてきた、

知識と、行動と、経験と、想い。

それがお客様には何となく伝わる。

僕はそう思っています。

「売れたい」と思うことは、悪いことじゃない

「私は好きな美容師という仕事ができれば、それでいい」

もちろん、それも素敵だと思います。

「売上なんて興味ありません」

「お金がすべてじゃありません」

それも分かる。

僕だって、お金がすべてだとは思っていません。

でも、

売上は、お客様からいただいた「ありがとう」の一つの結果でもあります。

指名数もそう。

再来率もそう。

もちろん数字だけですべてを評価することはできない。

でも、

もっと上手くなりたい。

もっとお客様に選ばれたい。

もっと稼ぎたい。

もっと売れたい。

美容師がそう思うことを、僕は全然悪いことだと思わない。

むしろ、

プロなら自然な欲求なんじゃないでしょうか。

そして、そのために必要なのは、

特別な才能だけではない。

学ぶこと。

やってみること。

失敗すること。

考えること。

またやってみること。

その繰り返しです。

スタイリストデビューはゴールじゃない。

そこから、どれだけ学び続け、行動し続けるか。

美容師としての本当の差がつき始めるのは、

たぶん、そこからです。

ほんと、

偉そうに、

さーせん。

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