もっと売れたい美容師さん達へ⑥ スタイル写真のようにカットするだけでは、指名は増えない、と思う。

『売れる』美容師になろう!

売れっ子美容師になるには、多くのお客様から支持されることが必要です。

そのために大切なこととして、よく挙げられるのが、

①美容が好き
②仕事を楽しめる

ということ。

もちろん、どちらも大切です。

美容が好きで、仕事を楽しめる。そんな毎日なら、理想の美容師ライフに近づけそうですよね。

でも、同じような環境で働いていても、指名が増える人と、そうでない人がいます。

つまり、「好き」と「楽しい」だけでは、足りないものがあるということです。

では、何が足りないのでしょうか。

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そのターゲットは、お客様のため?

美容師さんの中には、若い女性のお客様を増やしたいと思っている人が多いように感じます。

理由は、たとえばこんな感じでしょうか。

  • きれいなお客様、かわいいお客様を担当したい

  • かわいいスタイルをたくさんつくりたい

  • SNSに写真を載せて、フォロワーや集客につなげたい

  • そもそも若い女性が好き

最後の理由は、まあ、個人の自由です。

ただ、よく考えてみてください。

それは、お客様のためというより、自分の都合になっていませんか?

かわいくてきれいなモデルさんは、あなたが担当しなくても、かわいくてきれいです。

SNSを見れば、同じモデルさんの写真を複数の美容師やサロンが掲載していることもあります。モデルとして撮影に協力している方もいるでしょう。

写真が魅力的なのは、モデルさん自身が魅力的だから。
お客様がその写真を見せてくれるのも、その雰囲気に惹かれたからです。

だからこそ、写真を載せる美容師には、そのスタイルの魅力をお客様に合わせて提案する力が必要です。

写真と同じにできなかったとき、髪質や骨格のせいにして「これは無理です」と伝えるだけでは、お客様は納得できないかもしれません。

スタイル写真を並べるだけなら、いわば「陳列」です。

その写真を見て来てくれたお客様に、どんな提案ができるのか。

そこまで考えて、初めて写真が美容師の仕事につながります。

「どこが好きですか?」から始めよう

お客様は、写真のモデルさんとまったく同じになりたいとは限りません。

前髪の雰囲気が好きなのか。シルエットに惹かれたのか。髪の質感やカラーが気になったのか。

もしかしたら、うまく説明できないけれど「なんとなく、この雰囲気が好き」と感じているのかもしれません。

そんなときは、こちらから聞いてみればいいんです。

「このスタイルの、どのあたりがお好きですか?」

お客様が気に入ったポイントが分かれば、髪質や骨格、普段のお手入れに合わせた提案ができます。

写真と完全に同じスタイルにならなくても、「この雰囲気に近づけるなら、こういう方法があります」と説明して、お客様が納得できる形を一緒に探せばいい。

そこで初めて、お客様は「自分に合わせて考えてくれた」「さすがプロだな」と感じるのだと思います。

逆に、確認も提案もないまま施術を進めて、最後に「写真と全然違うんですけど」となってしまう。

これは、技術だけの問題ではなく、最初の会話やすり合わせが足りなかったのかもしれません。

きれい=若さではない

もうひとつ、気になることがあります。

「きれい」「かわいい」は、若い人だけのもの。そんなふうに思っていないでしょうか。

若さは、誰もがある時期に持つものです。

でも、それだけが魅力ではありません。

年齢を重ねたからこそ生まれる落ち着きや、奥ゆかしさ、包容力、ファッションの楽しみ方があります。

若い人にはまだない魅力も、たくさんあります。

無理に若く見せることだけを目指すのではなく、その人らしい美しさを見つけて、自然に引き出す。

「アンチエイジング」という言葉がありますが、年齢に逆らうことだけが正解ではないと思います。

年を重ねながら、その人らしく美しくいる。

そんな「age with grace」という考え方も、素敵ですよね。

美容師の仕事は、若い人をきれいにすることだけではありません。

目の前のお客様が抱えている悩みを聞き、その人の魅力を見つけ、今より少し自分を好きになれるようにすること。

そこに、私たちの仕事の価値があるのだと思います。

写真の先にある「あなたに任せる理由」

いい商品を棚に並べただけでは、手に取ってもらえないことがあります。

どんな人の、どんな悩みを解決する商品なのか。

使うとどう変わるのか。

そこまで伝わって、初めて「使ってみたい」と思ってもらえる。

美容師も同じです。

ポータルサイトやSNSに、かわいいスタイルやかっこいいスタイルを並べるだけではなく、

  • どんな悩みを解決できるのか

  • どんなふうに変われるのか

  • どんな人におすすめしたいのか

を伝えることが大切です。

お客様が知りたいのは、写真のモデルさんがどれだけかわいいかだけではありません。

「自分がこの美容師に担当してもらったら、どうなれるのか」

そこが伝われば、写真はただの作品紹介ではなく、お客様との出会いをつくるものになります。

売れる美容師に必要なのは、美容が好きで、仕事を楽しむことだけではありません。

お客様の悩みに気づき、その人の良さを見つけ、魅力を引き出すこと。

お客様のお悩みを解決する。

喜んでもらえるから、仕事が楽しくなる。

その積み重ねが、美容をもっと好きにさせてくれる。

そんな順番で考えてみると、指名につながるヒントが見えてくるかもしれません。

 

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