誰でもできることに価値は無いのだが、誰でもできることすらやらないのはもっと無価値である

失敗から学ぶ美容室経営。

あけましておめでとうございます。

2022年はどんな年にしていこうかと。

弊社の2022年のテーマは『Good cause, good effect』

 

意味わからないかっこつけは苦手といっておきながら横文字でかっこつけました。

意味は「善因善果」

良い行いが良い結果を生む。

あら簡単。

最初からそれでいいじゃん。

でもやっぱりかっこいいほうが良いかなって・・・。

 

私たち美容師に限らず、他人を騙し、他人を蹴落として幸せになれる仕事どこにもはありません。

あるのかもしれないけど。

 

仲間を受け入れず「自分のことだけ」を考えた利己的行動は、誰かを、そして自分を不幸にし、

逆に、「人やチームの為」を考えた利他的行動は、笑顔をもたらし、結果的に自分も幸せになれる。

「想い」と「行動」は、お客様やスタッフに伝わり、すべて結果につながり、

そして「言葉」も、「ブーメラン」のようにすべて自分に返ってくる。

 

良いことも、悪いことも。

 

そう言いたかったわけですな。

たまにこういう人がいます。

「人に何かを与えることは、自分が損することだ」

「人の幸せは、自分の不幸だ」

 

そんな他人を引きずりおろすことで自分は満たされるという感覚。

周囲に与える「GIVE」することよりも、周囲からもらう「TAKE」ばかりを考えてしまう。

 

そう、テイカーだ。

 

私は組織にはこの「テイカー」が極力少ない、もしくはいないほうが良いと思っています。

 

自分の利益にしか興味がない状態で存在している、そんな人。

 

私も若い頃はこの「テイカー」寄りだったようにも思えてきます。

 

だからこそ多くのチャンスを逃して遠回りしてきたように感じるわけです。

 

 

現状は自身の行動と言動が招いたものではなく環境によるものという被害者意識。

物事をすべてつなげて考えず「単体」でバラバラに考えてしまう。

 

テイカーになりやすい人の特徴がこんな感じではないでしょうか。

 

これはある程度の年齢になってからだとなかなか変えられなくて、だからこそ若いうちから教育しなければならない。

 

それこそが上司の仕事であり、私の仕事なわけですが、これが結構難しい。

 

だからこそ会社の「価値観」と「ルール」を決めておかなければいけないわけです。

そして新卒であろうと中途であろうと、したがってもらう。

 

しかもそれは、誰でもやろうと思えばできるルール。

元気な挨拶とか。ありがとうと言うとか、笑顔とか。

接客業・美容師ならできて当たり前のこと。

 

慣れてくると、自然とやらなくなる。

やっていたとしても、「作業」だからそこに「意味」がない。

「意味」が無いと思うから「価値」もないと思いはじめる。

「価値」がないから「やらない」ことを選択する。

「やってるつもり」になる。

 

でもちゃんとやってもらう。誰もができることだから。

 

できないのなら去ってもらう。

って、そんな簡単にはできないんですけどね・・・。

 

でも会社にとって、仲間にとって、そのような環境と文化をつくることは、将来的に求めるペルソナが集まりやすく理念浸透がスムーズかと思うのです。

 

スピードはかからないかもしれませんけどね。

 

でも私が思うに、すべてにおいて本人の裁量に任すことが「個性を活かす」ことや「選択の自由を与える」ことではないと思うのです。

だったら初めからこの仕事を選ぶべきではないと思うのです。

 

あくまでも我々は「自分軸」の前に「他人軸」に目を向け耳を傾けることが必要なわけで。

 

いきなりそんな完璧なルールやマニュアルは簡単にできるわけもなく、長年トライ&エラー・ブラッシュアップを重ねていかなければいけない。

 

しかし、基本的な「考え方」だけでも浸透させるのは必要かと思い、今年はこの『Good cause, good effect』~善因善果~ をテーマにしてみたわけです。

 

簡単に言えば、まさに「ブーメラン」

 

相手を傷つける言葉や行動、これはブーメランのように自分に返ってくる。

 

元気な挨拶をかわし、相手を思いやる言葉と行動が、そのまま自分を成長させ支えてもらうことができる。

 

今年はそんな「地盤固め」を改めて始める1年にしよう。そう思うわけであります。

 

みなさま、2022年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

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