いろいろ悩むとたどり着く「原理原則」

失敗から学ぶ美容室経営。

久しぶりの投稿です。

うれしいことに、こうやってしばらくブログを休んでいると「いやー、忙しそうですね。ブログやる暇もないなんて。儲かってますね!」とか「どうしたんすか?体調悪いんですか?」と、良くも悪くもお言葉をいただきます。

まあ、簡単に言えば「モチベーションダウン」です。

上がったモチベはやがて下がります。株と一緒です。政治家の支持率と一緒です。

人生いい事ばかりじゃないですからね。

 

と言いますか、単に気分が乗らなかっただけです。

だって人間だもの。

 

そんな私に妻が進めてくれた本がコレ

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美容室の経営は「人」ありきですので、美容室の抱える問題の大半は「人」です。

震災、感染症、円安、増税、横領、何があろうと結局「人」。

 

私も人間なので好き嫌いはあります。

機嫌が良い時もあれば、悪い時もある。

それはみんな一緒。

 

しかし、オーナーという立場、美容師のキャリアでスタッフ達よりちょっと勝っていると言えば「技術」

 

・・・ではない。

 

技術の差なんてほとんどない。むしろ越されているに違いない。

 

優れているというか、美容の技術ではなく、「発想」や「思考」の広さや深さぐらいかと。

 

これは経験値(経験知?経験恥?)ともいえると思うのだが、簡単に言えば

①「好き嫌い」ではなく「良いか悪いか」で判断するようになる。
②「リフレーミング」で自身のストレスを軽減する

ということである。

 

①で言うと、やはり若い頃は善悪よりも「好き嫌い」で判断して行動することが多い。

好きな事はやるが、いやな事は避ける。

好きな先輩の言うことは受け入れるし、嫌いな先輩の言うことには耳を傾けない。

好きな技術はやるけど、嫌いな技術はやりたくない。

楽な場所の掃除はするけど、トイレとかできれば掃除したくない。誰かやってくれ。

嫌いな人の陰口を他所と共有しようとし、さらに共感を求める。

 

といった感じになりやすい。

 

この思考には「好き嫌い」しかなく、「善悪」が存在していない。

ここからのスタートの人は多い。私がそうだったように。

 

そもそも、美容師さんは「髪を切るのが好き」「ヘアデザインが好き」

という入口から入るし、「好きを仕事にしている」人がほとんど。

 

好きな事を仕事にできる幸せを感じられる人って、世の中にどれぐらいいるだろう。

それだけで幸せってことに、気づいてくれているだろうか・・・。

 

好きな仕事だから「やりがい」で美容師をできる人もいれば、好きで始めたのにいつの間にか「やらされてる感」「やってやってる感」に変わる人もいるのがこの業界。

 

後者になりやすい人は、きっと挫折や失敗を恐れて挑戦できない、変化できない、なんてひとも多いのでは・・・。

 

どの世界の一流の人も、成功体験と同じぐらい、もしくはそれ以上の「挫折・失敗体験」をしている。

常勝のボクシングチャンピオンは、一度も殴られたことも倒れたことも無いかといえば、絶対そうではない。たくさんの屈辱を味わっている。

殴られることをしらなければ、殴ることもできない。

殴られる気持ちを知らなければ、悔しさや敗者の気持ちを理解してあげることもできない。

言い方は乱暴ですが「殴られないとわからない事、失敗しないと気づけない事」というのをたくさん経験すれば、「好き嫌い選択思考」から「善悪選択思考」になりやすい気がします。

 

オーナーは「善悪」で判断してスタッフに伝えるのだが、スタッフは「好き嫌い」で判断するので、そこに軋轢や相違が生じてしまう。

 

オーナ―側の「善」な提案に対し、スタッフが「好」であれば、お互い「善」

オーナー側の「善」な提案に対し、スタッフが「嫌」であれば、そのスタッフにとってオーナーは「

感謝されるどころか、恨まれたりしてね。

 

オーナーと近い存在、オーナーと近い価値観になればなるほど、その差異は少なくなり、お互いが「良いか悪いか」で判断し行動できるわけです。

 

そしてそういうスタッフを増やしていくのが「教育」ってことなのでしょう。

 

まあ、そんなうまく行かないんですけどね。

 

そもそも会社にとって、そしてスタッフにとって、「悪」な提案なんて絶対しないんですけどね。そこが会社にとっての「教育」や「コミュニケーション」の質の高さなのだろうなと思うわけです。

 

「今10000円もらうのと、1か月後11000円もらうの、どっちが良い?」

 

今気持ちよく、今楽に思えることを選択してしまうのか、

ちょっと今我慢すれば、今楽な事を選ぶよりも後々はそれよりも得をする・結果が出る方を選ぶのか。

 

時間割引率。

 

「好き嫌い」と「善悪」を分けて判断するクセ。

この選択が未来を良い方向に向かわせる。

 

選択は今後の人生を左右する瞬間。

たとえ「嫌」と思っても「善」と判断するのか。

たとえ「悪」となる可能性があっても「好」を選んでしまうのか。

 

「善好」で即決するのか。

 

「冷静」に「慎重」に。

そう思って選択して欲しいとスタッフには思いつつ、自分に言い聞かせてるわけです。

 

まあ、オーナーが嫌われてるよりは好かれてるほうが、何かとうまく行くんでしょうけどね。

 

私は・・・、どうなんでしょうね?

 

私も未熟なので「ダメな事は、ダメ」と伝えてしまう。

 

しかし、できるリーダーは「良かったよ、でもここはダメ、次はガンバ!」と伝えるそうです。

 

そう、「ネガティブネガティブネガティブ」のネガティブミルフィーユサンドよりも、

ポジティブネガティブポジティブポジティブトーストのホットネガティブサンドの方がスタッフは「好き」ってことなのね!

指摘ばかりするオーナーは悪。

褒めて指導して激励するオーナーは善

 

なるほどね。言われてみりゃそーだわね。頑張ってみます。

 

みなさん、アドバイスください・・・。

 

②へ続く

オヌヌメ

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