経営、そして営業に役立つであろうマーケティング講座を生意気にもやってみる④『4P編』

失敗から学ぶ美容室経営。

さて、

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STP分析

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3つの軸↓

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こんがらがってきましたね。

美容師さんはこういうの苦手な人が多い。

ということは・・・、

だからこそ勉強しておくと「勝てる」わけです。

全国の美容師の中で「技術」以外の勉強を大事にしてる人って何パーセントいるでしょうか?

意外と少ない気がします。

「俺、頭悪いんで。」「俺、勉強苦手だから美容師になったんで。」

とか言って逃げてやしないかい?

 

勉強するから「糸口」や「気づき」が得られる。そう思わんかね。

 

では参りましょう。

 

次に大切なのは『4P』

はいでたー!またこっち系のヤツー!

 

これはですね、美容室でいいますと、

 

Product(プロダクト:製品)提供するサービス
Price(プライス:価格)メニュー価格
Place(プレイス:流通)サロンの立地
Promotion(プロモーション:販売促進)集客方法

ね?簡単でしょ?

Jörg HertleによるPixabayからの画像

 

Product

美容室(美容院)では、サービス内容のことです。

 

いわゆるカットやカラー、普段のヘアセット、自宅でのスタイリングアドバイスなど。

お客様に提供するものは何か?お客様の求めているサービスは何か?

 

差別化のために何を強化しようか?そう考えるとわかりやすいですね。

 

Price

価格設定ですね。

 

適性な価格なのか、安すぎやしないか、きちんと利益が出せる価格なのか。

価格設定を間違えると売上を伸ばすのは難しくなります。

「なんとなく」ではなく、市場のニーズや競合をしっかり調査し、「なぜその価格なのか」を明確にする必要があります。

 

Place

美容室の出店場所。

 

ターゲティングした顧客層とマッチングしている場所なのか。

そもそも家賃の高い好立地な場所でなければいけないのか。

その家賃を払い続け、しっかり利益をだせるのか。

 

Promotion

これは集客・宣伝活動です。

 

ポータルサイトにどのぐらいの費用をかけて何名集めたいのか。

ホームページにどのぐらいの費用をかけ、サロンイメージをどんなデザインで表現するのか?

これもサロンの方向性によってはあえてチープに似たほうが受ける場合と、より洗練されたおしゃれなビジュアルで高級感を演出する場合など、ブランドイメージを左右します。

 

チラシをばらまく戦略をメインとするのか、SNSを利用した戦略で行くのか、などです。

 

この4Pを掛け合わせることを、「マーケティングミックス」というわけです。

お客様にいいものを提供しようとして高い商材を仕入れたが、価格を安くしすぎて利益が出なく、「薄利多売」になってしまう。

価格が高すぎで集客が思うようにできない。

スタッフにいい給料を払うにはもっと売り上げが必要。それにより入客に負荷をかけてしまい、スタッフが疲弊してしまわないか。

 

経営者はいろんな角度からこの4Pをミックスして考えなければいけません。

 

「自分はもっと勉強して高単価で良いサービスを提供したい。」

そう思う美容師さんは、担当したお客様にまず「自分の価値」を知ってもらう必要もあります。

低価格で体験してもらった後、そのお客様を「定価」まで引き上げても失客させないようにするために、どのような戦略を打つか、など、

 

自分に合った営業スタイルをバランスよくミックスすることが必要なわけです。

 

サロン経営にしろ、美容師としての営業にしろ、

価格から考えることはお勧めできません。※私が経験済みです

 

低い価格に設定してしまうと、お客様はもちろん来てくれますが、ほとんど利益が出ない。

そしてお客様が多くこなすため、スタッフは疲弊してしまいます。

そして価格を一度下げてしまうとなかなか上げにくくなります。

また、低価格の美容室で働きたいというスタッフもいるとは思いますが、少ないのではないでしょうか。

自分が学んできた技術に高い価値をつけたい。そう思う美容師の方が多いと思うのです。

 

となると、

Product(プロダクト:製品)提供するサービス

から考えて、「自分がどんなサービスや価値を提供できるか」から考えて、どこで、どんなターゲットに、どれぐらいの価格で提供するのかを決めていった方がブランディングしやすいので、集客ツールのデザインや集客方法も決めやすくなると思います。

 

4Pは求人にも大きく影響します。

類は友を呼ぶ。

自分に合う人しか、集まりませんからね。

「まあ、なんとかなるだろ」という楽観的な感じでも成功する人はいると思うのですが、

やはり分析したり、研究したほうが明らかに「成功の確率」は上がるわけですね。

 

美容師個人レベルでは何回もトライ&エラーを繰り返せますが、

経営となるとそうはいきませんよね。

自分ひとりじゃないですから。

 

【まとめ】

美容師さんは勉強苦手なので勉強すれば勝てる!以上!

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