賛否両論あると思いますが、私は最強の格闘技は「相撲」だと思っております。
いやいや、「総合格闘技」だろ!と言いたくなる総合ファンの気持ちもよくわかります。
しかし、やっぱり力士最強って思うんですよね。
だって素手でバチバチやられても巨体でぶつかってくるんですから。
打たれ強いし足腰強いし。
よく元力士がプロレスラーになったり、総合格闘技に参戦したりするのですが、逆に他の格闘技から相撲に参戦して力士と勝負したら絶対勝てないと思うのです。
車が突進してくるのと変わらない気がします。
力士スペック&スキルを語ると長編スペクタクルになるのでこの辺にしておきますが、
私は小さい頃、「千代の富士」と「舞の海」が大好きでした。
ウルフの異名を持つ千代の富士。
鋼の肉体で負ける姿をほとんど見たことがない。
負ける姿の方が印象に残ってしまうほどの強さでした。
何より力士を見て「カッコイイ」と思ったのは初めてでした。
いやー、男前!!
そして平成の牛若丸・舞の海。
猫騙し・八艘飛びなどの多彩な技で、小錦や曙、そして貴乃花など角界を彩った名力士に勝つ姿には興奮したのを覚えています。
「華」がある。くぅ~っ!
しかしそんな大相撲も大きな問題が。
相撲をやり始めた子供たちが、
「裸を見せたくない。恥ずかしい」というのだ。
もちろんそれ以外の理由で競技人口が減っているのかもしれないが、
まわしを締めてオシリを出すというスタイルを受け入れられず途中でやめてしまうのだとか。
冷静に考えたら、そうかもしれませんよね。
かといってバラエティー番組とかでよくある、お相撲さんの着ぐるみを着るのもおかしい・・・。
お相撲さんからお相撲さんが出てくるかんじか・・・。マトリョーシカ?脱皮?
大相撲には古い歴史があって、その長年の伝統が現代まで変わらず受け継がれている貴重な日本の国技。
大銀杏スタイルやふんどしスタイルが現在まで続いているのだから、それはすごいことだし大切にすべきだとおもう。
その反面、古くからの掟や相撲部屋の儀式のようなものにより、新弟子が「かわいがり」にあって命を落とすなど、悲しい事件も少なくない。
その世界では当たり前のことのようなものが、時代の流れによって現実と乖離する部分も大きいのだろう。
ここ数年、横綱に日本人がいなくなってしまっているのも、そんな時代の流れが影響しているのだろうか。
日本の国技でありながら、モンゴル勢が大相撲を引っ張っている構図。
そして横綱審議会がそのモンゴル勢に何かと、「注意」やら横綱として相撲の取り方に苦言を呈すなど、相撲ファンにも伝わってくる相撲協会との不協和音。
未来のことを考えると、どこかで改革が必要なことは関係者もきっと理解しているんだとは思う。
歴史を重んじる人、発展・存続の為に変化を求める人、この両者のバランスは圧倒的に前者が多いのだろう。
故に現役の力士、親方は複雑なプレッシャーやジレンマがあるのかと。
着物文化が縮小し、存続の危機にあった日本の伝統「西陣織」が、まさに未来に向けて挑戦したように、
歴史と伝統のある組織だからこそ、少しづつでも改革していくことに力を注げば、また新たなファンが増えたり、夢をもって飛び込んでくる若者も増えるのではないか?そんな気がします。
変えてはいけないもの、変わらなければいけないものがあるのだろう。
個人的に、中身がしっかりしていれば、外見は変われる柔軟さがあっていいのではと思います。
だって、
野球が好きで、才能があって、環境にも恵まれた少年が、「丸坊主は嫌だ!」という理由で中学や高校で野球やらない、なんて子も結構いるらしいですよ。
それなのにいつまでも丸刈りを強要して個性をつぶされて、謎の悪しき伝統ばかりを年々引き継いで、非効率な練習と関係者の時代錯誤なヒエラルキーがあったりとか・・・。
それで野球人気が低迷してるって・・・、そりゃそうだろ。
そもそも丸刈りにしたほうが野球をするにあたって有利なんだったら、プロになってもずっと丸刈りでいるだろ。※丸刈りの選手いるけどさ・・・
何かが変わっていれば、もっともっとたくさんのスターが誕生し、今頃メジャーリーグはほとんど日本人が活躍してたりしてたかもしれないのに。
そう、今のモンゴル人ばかりの大相撲のようにね。
Jリーグに視聴率奪われたぐらいから気づくべきだったと思いますがね・・・。
日テレでほぼ毎日ジャイアンツ観てた頃が懐かしい・・・。
以上、絶好調男・中畑清が大好きだった吉田でした。